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2026/03/18 01:21
その時々に作りたいものを、作りたいように作る。
そうやって何年も活動を続ける中で、君影草の次に作り続けたいと思った作品が、
オーガンジーリボンをたっぷり重ねた金魚たちです。
彼らについて、少しだけ綴ってみたいと思います。

彼らの旅の序章をトップページに載せているのですが、ご覧いただいた方はいるでしょうか。
これは、なんでもない日常の
なんでもないひと時を
ふわりとたゆたう金魚の旅の物語。
まだ色を持たないそれが、
いつか運命の色に出会うとき。
たからものを抱きしめるように
金魚は色のベールをまとう。
星のきらめきに目を奪われれば夜空の色に。
舞い散る桜に頬を染めれば春の色に。
透き通る蝶の羽に自由を見れば、空の色に。
もし光のいたずらで
色づく金魚がちらりと姿を見せたなら。
それはきっと、ほんの少しの魔法をまとって
あなたに自慢しに来たのかもしれません。
『見て見て、この色すてきでしょう?』
【金魚のたからもの】の原型となった最初の金魚が登場したのは、実は2022年頃。
使っていたリボンが廃盤となった影響で、当時はあっけなく制作終了となりました。
普段ならそれでおしまいなのですが、そのときはどうしても、言葉にできないやるせなさがあって。
最初の金魚を忘れられないまま時が過ぎ、
代替品を使ってもう一度金魚を作ってみようと思い立ったのは、2024年の年の瀬でした。
そうして出来上がったのが、ネイビーに青みグレーが波打つ【金魚の星空旅行】です。
せっかく思い出の金魚を元に作るなら、自分の好きな色で、好きなモチーフで。
当初はあまり深く考えることなく、『天の川で星の子と泳ぐ金魚がいたらいいな』と金魚を青く染めました。
どうして夜空の色なのか、と後から理由を考えて、
思いついたのが、「楽しかったから」という金魚の内からくる変化。
それが自分の中にすとんと落ちていって。
気づけば、ちょっとした童話のような世界が広がっていました。
mintyribbonの金魚は、いろんな可能性を秘めています。
水の中でも、空でも、宇宙でも。金魚たちはどこにでもいて、その先にはあらゆる出会いが待っている。
彼らは、自分の気持ちのまま旅をして。
どうしようもなく惹かれる「なにか」と出会うことで、彼らは初めて自分の色をまとうのです。
金魚を見つけてくれたあなたも、私も。
現実ではどうしても色々な制約があるけれど、気持ちだけはどうか自由に。
色をまとうのは、きっといつだって。
もし出会えたなら、どうか。
その色があなたにとってのたからものとなりますように。


